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福井県 1年 女子 「あさがおのひみつをしったよ」 【全国学校図書館協議会会長賞】

あさがお
あさがお
荒井真紀 文・絵

 わたしは、あさがおをそだてている。らじおたいそうへいくまえに、みずやりをしているよ。「きょうは、なんこはながさいているかな。」いつも、げんかんのどあをあけるとき、わくわくする。たくさんさいていると、「きょうは、らっきいでいだ。」って、とってもうれしくなるの。じつは、ずうっとふしぎにおもっていることがあるんだ。「どうして、まっくろで、とってもちいさいたねから、あんなにきれいなはながさくのかな。あさがおのひみつをしりたいな。」そのことをおかあさんにはなしたら、このほんをよんでくれたよ。

 わたしは、たねのなかもまっくろなのかなとおもっていたけれど、ふたばになるところが、たたまれてはいっていることがわかったよ。かたいたねのかわで、あかちゃんがだいじにまもられているんだね。なかをたしかめたくて、たねをわろうとしたことがあるんだ。ごめんね。ふたばのあいだにできたほんばは、たくさんのひかりをあびるために、みんなちがうむきにひろがるんだって。すぐわたしは、そとにでてたしかめにいったよ。ほんとうに、かさなっているはがひとつもなかった。「ひかりをちょうだい。」って、てをひろげているみたい。それに、つるのけがちくちくして、わたしはいやだけど、ぼうにしっかりからみつくために、ひつようなんだって。そらにむかって、どんどんのびていくんだね。おおきくなるために、あさがおは、いろいろかんがえているんだね。わたしも、おおきくなるために、すききらいせずにたべるようにしよう。

 あささいたはなは、しぼんでもうさかない。あさがおのいのちって、みじかくて、かわいそうだなとおもっていたんだ。でも、しぼんだはなのつけねから、みができて、たねができることがわかったよ。きれいなはなをさかせるのは、いちどだけれど、つぎのあたらしいいのちをつくっていくんだね。

 いのちのばとんたっちが、ずっとつづくように、これからもだいじにそだてていくよ。

岩手県 4年 男子 「忘れないってことがつながること」 【内閣総理大臣賞】

心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師 思い出が動きだす日
心のおくりびと 東日本大震災復元納棺師 思い出が動きだす日
今西乃子 著/浜田一男 写真

 「この本を読んでみたら。お父さんと同じ仕事をしている人が出ているよ。」

 母が、ぼくにすすめてくれたこの本は、ぼくが一年生の時に起きた東日本大震災の話だった。

 「忘れないってことがつながること。」ぼくの心にひびいた言葉だ。人の心がつながっていくことがきずなだと思う。こまっている人や友だちがいたら助けてあげたいと強く思った。

 この本の主人公、笹原留似子さんは、復元納棺師だ。震災の時、深い傷をおったり顔が変わってしまった遺体を色んな道具を使って生きていたときのようにしておくってあげた人だ。ぼくの父も葬ぎ屋さんで納棺師として働いている。笹原さんのお話を聞きに行ったこともあるそうだ。父も笹原さんのようにボランティアでも沿岸に行って役に立てればなと思ったそうだ。

 笹原さんは、津波ですがたがかわってしまった遺体を元のように復元してまわった。かわいかった顔がきずついていると、家族は死んでしまったと認められず、ショックすぎて泣けないそうだ。だから、ボランティアで、すこしでも元の顔になおしてあげる。その顔を見て家族は、はじめてみんなで大声で泣きだす事ができるのだ。生きている時のようにおけしょうをして最後のおわかれをお手伝いするのだ。すごい仕事だと思った。わかれを見るのはつらいだろう。ぼくにはできないと思った。

 たくさんの方を復元して見送った笹原さん。その数は三百体をこえた。それは、大切な家族をしっかり見送り、残った人もまた新しい一歩をふみ出すのを見とどけたとも言える。つらい思いもしたと思う。お孫さんを見送ったおばあちゃんが笹原さんの手をにぎって言った。「あんたの手は、これからたくさんの悲しみに出会うね。でも、残された家族の苦しみをすくってね。くじけないように魔法をかけてあげる。」それを聞いて笹原さんは、今だけ泣いていいかと聞いて泣きじゃくる。ぼくもなみだが出てきた。やはり、人の死を見ることは悲しいことなのだ。それに、思いどおりに復元してあげられない時もある。身元確認されていないと手を出すことができない。遺体はどんどんいたんでいくので、時間との勝負だ。どんなにかわいい子でも、見る影もない姿に変化し、冷たくなっていくのだ。笹原さんもたくさんのくやしい思いやつらい思いをしてきたのだろう。心が痛かったのだろう。

 震災から三年。家族をなくした人の悲しみは消えていないそうだ。でも、忘れないでその人の事を思ってあげることが、大事なのだ。それが、人と人がつながるって事だ。笹原さんとその手をにぎったおばあちゃん、この本を読んだぼくも、つながっている。このことを忘れないで、大きくなったら、こまっている人を助け、よろこんでもらえる仕事をしたい。

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