ハッピーバースデー 命かがやく瞬間

個数:1
紙書籍版価格
¥1,430
  • 電子書籍

ハッピーバースデー 命かがやく瞬間

  • ISBN:9784323070568

ファイル: /

内容説明

多忙でアダルトチルドレンの母の一言から、言葉を話すことができなくなったあすか。自分は生まれてこないほうがよかったとまで考えたあすかが、祖父母の愛や友の死を経て、自分自身に「ハッピーバースデー」といえるようになるまで。

コミック化、ドラマ化、アニメ映画化もされたベストセラー。

目次

第一章
バースデーケーキ・幸せ探し・呼び出し・直人とあすか・希望の星

第二章
ネムノキ・情のない女・宅配便・心の水・静代の秘密・旅立ち

第三章
転校生・命は恵み・エスケープ・養護学校・星なつき・泣き虫・十二歳のアルバム

第四章
バトル・直人の生きる道・別れ・ミズキの花

第五章
記憶・六十億に一つの奇跡・あすか

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

209
読友さんからオススメいただいた作品です。小学五年生の女の子「あすか」は家族の自分に対するココロない接し方から『自分なんて生まれてこなければ…』と悩み、声が出せなくなります。兄「直人」は妹の異変に気づき、自分を見つめ直すとともに妹をサポートしていきます。改めて'生きる'ことの意味、大切さなどを様々な目線から問いかけてくる展開はココロがぎゅっとなります。様々な善悪や正誤がありますが、本作を手に取ることで少なからず、自分の生き方や存在意義を考えさせてくれる素晴らしい作品と出会えたことにひたすら感謝しています。2018/01/28

129
『人は変われる。そのために学ぶんだ』作品の中で、あすかが言った言葉です。すごく納得しました。色んなつらい経験をしたあすかだからこそ言えた言葉だと思います。子供の気持ちがわからない親がいるのならぜひ読んでほしいと思います。

mukimi

108
小学生の頃読んで心に激震が走り号泣した、20年経った今でも記憶に刻まれていた児童書。ふと思い出してぽちった。主人公よりもその母の年齢に近づいた今読んでみて、ストーリーを覚えていることに驚き、人は変われるのだ、そして、人を許すことは自分を大切にすることだ、という、小学生時代の真っ白な心に深く刻まれたメッセージは未だに自分のルーツかもしれないと思った。児童書だけにストーリー展開や人物描写が極端で、大人には逆に面食らうところもあったが、そこも含めて20年かけて自分の中で変わったもの、変わらないものを噛み締めた。2020/09/13

Shinji

89
児童書ということもあって、話の展開や人物の気持ちの切り替えがスッパリと早い。まあ、読み物というカテゴリーじゃなくて、特別な伝えたい大切な事があるから これでいいんだろうね!子供達が読む分には、「いじめ」や「虐待」についてストレートに考えればいいと思いますが、大人という立場からいうと 自分の心以外の心にどれだけ寄り添えているかを考えさせられました。2015/08/04

紫 綺

89
単行本で読了。親としての自分自身を問い直すいいきっかけになった。2013/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/508857
  • ご注意事項