イソップ

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イソップ

  • ISBN:9784323063157

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内容説明

5年生の立河祥吾は、ある事件が元で名門校を退学。転校先でイソップとよばれる磯田草馬と、男言葉を話す少女・柏木千里と出会う。人との関わり方がわからなかった子どもたちが、それぞれのトラウマを超え真の友人となるまで。

目次

1 腹ぺこのキツネ
2 クマと旅人
3 危険なゲーム
4 魔法のことば
5 かくされていた真相
6 ウエルカム・フレンド
7 先生の恋人
8 雨あがりの裏庭
9 かあちゃんのしあわせ
10 千里とジーパン
11 イソップの秘密
12 水辺の営み
13 優しい魔女さん
14 希望の光
15 おくびょうなウサギたち
16 True Frends 
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

16
「本当の友だちってなんだろう?」揺れ動く思春期を迎える世代、自分を理解してくれる友だちの存在を考える。色んな子がいて、それを支える理解ある大人の存在が、揺れる子どもの心に寄り添えるのだろう。この頃にできた友だちって一生もんだよなぁ。2019/08/29

金平糖

7
作者に寄せられたであろう相談や症例が散りばめられている。主人公は小5の私立小学校に通う男子。クラス内のイジメ問題に巻き込まれ公立小学校へ転校。そこで問題を抱えつつも前向きに生きる子や、その子たちを温かく見つめる大人に出会い学び自分が変わり働きかけることで周囲も変化。題名は主人公の親友のあだ名でいくつかの話が引用。彼の宝物は小さい頃母が読んでくれたイソップ物語の本。親は自分の価値観を押し付け子供の心の中の声を聞こうとしていないのではないか?人を傷つけるのも、癒すのも人。人は一人では生きていけないのだ。2006/05/22

べあー

3
題材や語り口に好感は持てるけど、あまりにストレートな主張と簡単に登場人物が改心するのについていけない。いい話で、深いテーマなんだけど、「そんなに簡単にいくかなあ」って思いながら読んでしまう。2012/07/31

だいてんしのいぶき

2
【一日で読了】職場ですすめらて。      「ハッピーバースデー」よりこっちの方が好きかな。私は幼少から言いたい事はハッキリ言えるタイプだったから繊細な主人公を見ているともどかしい。楓学園のいじめっ子たちがクラスメートだったら蹴り飛ばしそうな自分がいる(笑)。でも物事一つ一つをしっかりかみくだくように考えて生きるって大事だよなぁ。人生が深くなりそう。ほとんどの事を「まぁいいか♪」で過ごしてきた私の生き方は楽だけど浅い(^_^;)もう少し丁寧に生きたいな~と思いました。2022/02/26

タマ

2
何度も涙が溢れました。 みんな心に傷を負っていても、生きる希望を捨てないところにとても感動しました。2014/09/25

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