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内容説明
アメリカの少年院で行われているドッグトレーニングを通して、一度は人に捨てられた犬たちと過ちを犯した少年たちが、再び社会と人間への信頼を回復していく姿を実際に取材し、豊富な写真と共に追う感動ドキュメント!
目次
プロローグ 犬をゆずってください
1 マクラーレン少年院の子どもたち
2 ネート・ミッチムという少年
3 ネートの一日
4 ティリーが来た
5 ジョーダンとクレイグ
6 ビッグ・ブラザーとベスト・フレンド
7 新しい家族
8 ネートの手紙
9 ネートとジョーダンの挑戦
10 ティリーの心
エピローグ ネートの再出航
あとがきにかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さお
19
ジョーダンを素直な子だと感じられる、彼と素直にコミュニケーションがとれるネートって、やっぱりとても素直ないい子だと思う。そして個人的に後書きの招待状が今西さんにも届いたエピソードにほっこりしました。2016/06/26
ジュンコ
13
【日曜読書会課題本】少年と犬の心の成長譚。信頼をなくすのは一瞬だけど、取り戻すには長い月日がかかる。「更生」のあり方を考えさせられる。2016/06/23
RYOyan
11
犬も人も誰かに必要とされることで、周りも自分も大切にして生きられるようになる。異質な存在を排除ではなく受け入れること。辛さを分かり合える者同士だからこそ、自分を素直に見つめ直すことができるのだろう。外側からではなく内側から変わる力は、強くて確かなものになる。私たちが生きる社会を、より心地良く懐の深いものにしていくためのヒントがここにあるような気がした。2016/06/12
おはなし会 芽ぶっく
9
記入漏れ。アメリカのポートランドにあるドッグ・シェルター。飼い主からゴミ同然に捨てられた犬たちの住む場所。お世話するのは少年院のハイスクールに通う少年たち。一度捨てられた犬たちと、過ちを犯した少年たちは、お互いを必要とする関係。深い絆がうまれています。2020/01/11
てつえもん
8
読書会の課題本として読んだのですが……子供向けと侮るなかれ、涙腺弱いオジサンには顔ぐしゃぐしゃにしないと読み切れないほどココロ揺さぶられる本でした。読んでる間の涙の量、暫定1位です。行き場のない動物、不幸な生立ちから犯罪を犯してしまった少年、障害を持つ人、正にトリプルコンボな出逢いが言い表せない程の優しさを生んだのね。コレがノンフィクションなんだから、色んなこと考えさせてくれるよまったくも〜。こりゃぁぜひ子供に読んでもらいたいてなるよ。さすが青少年読書感想文全国コンクール課題図書!2016/05/27