わたしに続く道

山本悦子 作/佐藤真紀子

小学校高学年から

判型(サイズ)
四六判
ページ数
256ページ
初版
2023年11月
ISBN
978-4-323-07541-9

定価1,650円 (本体1,500円+税)現在品切中

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「先生、わたし、日本人です」
ケニア人の父と、日本人の母の間に生まれたリイマ。
差別とは何か? 無意識の偏見とは?
小学5年生の少女が自らのルーツをたどる。

ケニア人の父と日本人の母のあいだに生まれた少女・リイマ。同級生男子に「黒人」と言われたことで、自分は日本人だという確信が揺らいでいく。複雑な思いを抱えたまま、父の故郷・ケニアへ行く機会が到来する。

第1章は「人種差別」のテーマが全面に出ていますが、第2章では主人公がケニア旅行を体験するなかで自分の「ルーツ」を探り、人類は同じルーツを持ち繋がっていることに気づいていきます。1章の主人公を取り巻く狭い世界から、2章の「ルーツを探る旅」につなげていく壮大な広がりにご注目ください。

■□■山本悦子さんのメッセージ■□■
ケニアと日本の血を引くリイマ。黒人ということもあって、日本人に見られないのが不満です。誰よりも日本人らしいと思っているのに……。だいたい、日本人ってなんなんだろう。先祖代々日本人。百パーセント日本人の血でないと日本人じゃないの? そんなリイマの不満と疑問についていっしょに考えてくれたらいいなと思います。






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